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ゲゼル理論 2
2010/10/20(Wed)
ゲゼル理論 2

1のつづき・・・

ゲゼルは、『お金は老化しなければならない』とういうテーゼを立てました。

さらに、『お金は経済活動の最後のところでは、再び消え去るようにしなければならない』とも言っています。

つまり、例えていうならば、血液は骨髄で作られて循環し、役目を終えれば排泄されます。

循環することで肉体が機能し、健康が保たれているのです。お金も、経済という有機組織を循環する血液のようなものだと主張したのです


24歳でアルゼンチンに移住して実業家として成功したゲゼルは、

そこで通貨政策の混乱により経済がインフレとデフレを繰り返し、国民生活が破綻に貧している様子を目の当たりにし、

彼は貨幣制度と社会秩序に深い相関関係があると考え、1916年に刊行された「自然的経済秩序」(Die natuerliche Wirkschaftsordnung)で、

「自由貨幣」という新たな貨幣制度を提案し、それはケインズの「一般理論」の中でも高く評価されている。

その理論を世界で最初に応用したのが、オーストリア・チロル地方のヴェルグル(Woergl)なのです。

以下転載
当時5000人しかいなかった町の400人が失業していた。通貨が貯め込まれ、循環が滞っていることが不景気の最大の問題だと考えた当時の町長、ミヒャエル・ウンターグッゲンベルガー(Michael Unterguggenberger)は、1932年7月、町議会に地域通貨を発行することを決議する。町が事業を起こし、失業者に職を与え、「労働証明書」という紙幣を与えた。「諸君、貯め込まれて循環しない貨幣は、世界を大きな危機、そして人類を貧困に陥れた。労働すれば、それに見合う価値が与えられなければならない。お金を、一部の者の独占物にしてはならない。この目的のために、ヴェルグルの『労働証明書』は作られた。貧困を救い、仕事とパンを与えよ」と裏面に書かれたこの紙幣は、非常に速い勢いで町の取引で使われるようになり、町の税収も増えたが、ここのナレーションで重要な指摘がされている。「回転することで、お金は何倍もの経済活動を行えるのです」というものだ。だが、なぜそんなにお金が回ったかといえば、このお金は月初めにその額面の1%のスタンプを貼らないと使えないからである。言い換えれば月初めごとにその額面の価値の1%を失ってゆくこの紙幣は、手元にずっと持っていてもそれだけ損するため、誰もができるだけ早くこのお金を使おうとしたため、この「老化するお金」が消費を促進することになり、経済が活性化したのである。公務員の給与や銀行の支払いにも使われ、この奇跡を目の当たりにした周辺の町でもこの制度が取り入れられようとしていたが、オーストリア政府の禁止通達によりこの通貨制度も1933年9月に終わってしまったのだ。


私には上記のケースが奇跡でも何でもなく、当然のことが起きただけと考えます。

市中を巡る使えるオカネが増えたら景気が良くなる=きれいな血液がサラサラと滞りなく巡れば健康でいられる

経済も人間のカラダも原理が同じです。

川上の溢れるオカネ(企業の莫大な内部留保や預貯金)が川下に流れてこそ景気はよくなりますが、

実際には流れてきません。。。。

おそらく今後も流れてはここないでしょう。

日本国内が、以前に取り上げた「囚人のジレンマ」に陥っていることも原因ですが、

そこにはオカネの持つもうひとつの特性である「金利」が深く関わってきますが、長くなるので次回に・・・。


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