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お墓参り~思い出す祖母のこと~
2011/08/16(Tue)
お墓参り~思い出す祖母のこと~

お盆なので、昨日は妻とお墓参りに行きました。

お墓参りとは亡くなった故人を偲び思い出し、

生前に伝えられなかった感謝などを天国の故人に伝える大切な機会だと考えています。

私にとっては祖母です。

私自身は一人っ子で、生まれて間もなく母が父と離婚したため、母と私と祖母の3人家族でした。

母はがむしゃらに毎日仕事していたので、

小さい頃はもっぱら亡くなった祖母にかわいがられ、世話をしてもらいました。

健康で丈夫な今と正反対に幼少時から小学生ぐらいまでの私は病弱で、

内科、眼科、耳鼻科・・・・年がら年中何らかの医院に通院していましたが、

混雑する大きな病院だといつも祖母が何時間も順番待ちしてくれました。

足が悪いのに暑い日も寒い日も雨の日も・・・・。

けれど、祖母にお礼を言った記憶がありません。当たり前に思っていました

遠足のときのお弁当を作ってくれることも多かったのですが、

祖母が作るおにぎりが三角じゃなくて、俵むすびなのが気に食わなくて文句を言ったり、

おかずの種類が少ないとか何とか・・・・ずいぶん困らせました。

それでも嫌な顔せず、何かと世話を焼いてくれた祖母でした。

わがまま放題なガキ時代の私も年に一回の敬老の日にだけは、

ささやかなプレゼントをしてあげていましたが、

「ありがとう」とくしゃくしゃの笑顔で礼を言い、近所の人たちもに自慢げに話していた姿を今でも思い出します。

そんな祖母も私が大学時代に亡くなりました。

亡くなる1カ月ほど前、夏休みで実家に帰っていた私は入院中の祖母を何度もお見舞いに行きました。

東京の大学に行ってから、会うことがめっきり少なくなってしまった私と会うのがよほど嬉しいのか、

短い時間でも毎日見舞う私のことを看護婦さんや同じ病室の人たちに何度も自慢していたそうです。

けれど、祖母の身体の衰弱は進むいっぽうで、強い薬の副作用もあってか脳も少しおかしくなり始めました。

ある日、病室に行くと、

私の着てるTシャツの絵柄をしきりに指差してにっこり笑い「何て書いてるの?」としきりに質問する祖母・・・

普段と明らかに様子がおかしい祖母に私が困惑していると、

今度は恥ずかしそうに、「ウチ、アタマが変になってきたみたいやね・・・・」と祖母。

蝉の声がかまびすしい夏の暑い日でした。


それから程なくして祖母の容態が急悪化して、人口呼吸器を付けなければならない状態となり、

意思の疎通もできなくなりました。

このとき私は重要なことに気づきました。

生まれてこのかた、祖母にきちんと「ありがとう」と言っていなかったことです。

おそらくあの日、

私のTシャツの絵柄を見てにっこりと笑い奇妙な質問をしてきたあの日こそが最後の日、

うっすら消え行く意識の中途にある祖母の手をしっかり握り、

「ありがとう」とお礼を言う最後の機会だったのです。



人間は愚かで、

いつもそばで見守ってくれている人や後ろでそっと背中を後押してくれている人の存在を当たり前だと勘違いし、

ないがしろにしてしまいがちです。

そのクセに会社のバカな上司や取引先、威張りくさる客にはおべっかを使い、へつらい、気を使う・・・・。

つまりは、本当に大事にしないといけない人、心から感謝の気持ちを伝えないといけない人を粗末に扱い、

本来、どーでもいい人間には気をつかい、お礼やお世辞を言いまくって、挙句に自分も疲弊してしまう・・・。


あなたのことを心から思いやり、信じる、優しい人はいつもあなたのそばに当たり前のようにいます。


『なんだ、あれが僕たちの探している青い鳥なんだ。
僕たちはずいぶん遠くまで探しに行ったけど、
本当はいつもここにいたんだ』


メーテルリンク 「青い鳥」より


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